私は貧乏だから、今のままでの消費税増税はこたえる。
が、間接税はしっかり収めよう、立派に愛煙家としての役目は果たそうと、たとえ肺がんになっても煙税は収めようと誓っていた。
が、なんと2日間も煙税を払わなかった。
これ恥ずべきことだろう。
今、3日ぶりにニコチンの吸収をしたが、やはり頭がふらついた。
いや、このふらつきは、間脳がいかれてしまった後遺症っであり、ニコチンには関係がないだろう。
初志貫徹ならず。
むなしいことだ。
だからと言って、嫌煙教徒になったりはしない。
かのような暴徒は、私には向かない。
かつてシンガポールで、明日から全室禁煙と言われた日の苦しみは、はっきり覚えている。
クンサーの元気なころ、三角地帯探検で案内人からあの種加工品を紹介されたときにさえ、愛煙家である私は断っている。それほどの愛煙家だったが、ここ数日タバコがうまく感じられない。
毎日トマトに触ったりしているせいだろうか。
タバコと同じ成分が、体に入ってきているのかもしれない。
ということで、コロンブスがカリブの島々についた時、やっとインドについたと考えたくらいの驚きの日々だ。
残念ながら、彼は死ぬまでアメリカ大陸についたとは知らずになくなっていった。
そのコロンブスにちなんだ話で、コロンブスの卵というものがある。
昨日私も、その卵くらいの大発見をした。
タバコを買わなければ、その金でキュウリやトマト、スイカなどの苗が買えるのである。
こんなことは、世界でまだ知られていないに違いない。ノーベル賞者ものである。
さっそく、昨日分の煙代1コインで、スイカ、キキョウ、トマトを買った。
もしこうした事を続ければ、1か月で庭中が野菜畑になる。
スイカやメロンは1株で裏庭いっぱいになるだろうから、あとは縦に伸びるキュウリやら、場所を取らないミニトマトやバジルにしよう。
取り入れから口に入るまでに5分かとからなかった鞘エンドウも終りに近い。
そこにまた、ナスでも植えるか。
愛煙家魂の挫折の罪悪感を感じながらも、新しい夢に踊っている。
盆頃には、キキョウやオミナエシの花を掲載できるかもしれない。
ワレモコウは近くの花屋には売っていない。
近所の山から持ってくることもできるが、これはしてはいけないだろう。