私が子供のころ、つまり50年くらい前までは、関東の平地でなら野山にありふれた花々だったが、最近はほとんと自生しているものが見られなくなったもの。
何千年と続いてきた日本が、またひとつ消えていく。
昔から業者が抜いていくことがあった、センブリ。村の万能薬だった。
田舎道で、疲れを取らしてくれる存在だった。
こんなものを取る人はまれだった。それくらい普通に見られた。
いまや見つけるのが難しい。野草店などでは、結構な値段で売っている。
セイタカアワダチソウにとって替わられた。