【日本の豊かさ】民族だけではない | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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長野県黒姫に、C.W.ニコルという方がすんでいる。

私と同年なら、

ワンパクでもいい。元気に育ってほしい、の丸大ハムの宣伝にも出ていた気がするから知っている方も多いだろう。


彼は、今は日本国籍を獲得したスペインに別荘を持つ英国貴族の仲間だが、かつては親戚を日本人に殺され日本を憎んでいた人物でもあったたろう。

かつては、グリーンピースなど政治環境団体の敵でもあった。


現在も政治活動はしていないし、興味もないようだ。


この人がかつて言ったことに、日本ほど豊かな森はないという言葉がある。



これはよくわかる。

黒姫ほどではないにしろ、家の庭を見ただけでそれはわかる。


狭い庭であり、表庭は世界級幅跳び選手の、裏庭は小学生でも1歩で跨げそうな庭しかない。

田舎だと庭とは言えないが、半都会のここあたりではまずまずの広さだろうか。


草はほとんど手入れをしないから、年中ぼうぼうだ。

木々は大きくなって、子供たちの同級には森の家と呼ばれているらしい。


確かに、引っ越してきてすぐ植えた花桃の花は、最近は日陰になったためかほとんど咲かない。

花を見せてくれるのは、てっぺん部分の一部だけだ。



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沖縄娘には、千葉でも厳しかったようだ。

ご臨終である。


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草取りはほとんどしないが、毎年生えてくるキイチゴの仲間は抜いている。

これは大きくなると刺が危険だからだ。

しかし、今年はいつになく花が目立つ。


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こんな庭だが、年通算では100種くらいの花が咲くだろう。

もちろんこれには、世間では雑草と呼ばれるものや花壇に生える植物も含むが。



とにかく日本はすごい。



外国にはスイセンやクロッカスばかりの野山がある。

最初はその光景に驚く。

が、やがて生えている植物類の少なさに気づく。

数種類しかない場合もあるからだ。



日本の場合は、高山などを除けば、100歩内の土地に100種類くらいの草は見つかるだろう。


恐ろしく種類が豊富なのだ。


ニコルさんが日本に住み着いた気持ちも、少しはわかる気がする。




日本は民族や言語だけではなく、植物にとっても集積地なのであろう。



まあ、世界にこんなに豊かな国は思いつかないし。





鳥が運んできたのか?

サンショウ。いい味付けができる。


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