4月は学校の始まり、社会人の新年月。
これは大変不思議だ。
日本は明治維新で、西洋に追いつけ追い越せと、西洋の知識を盛んに取り入れた。
習慣も同じだ。
ところが、これには例外がある。
日本は語源学研究は取り入れなかった。
そのためか、現在ある語源学本は、ほとんどが小学生レベル。
落語のだじゃれレベルでしかない。
で、当時はやや余裕があったから、 懸賞で入賞したこんな本を出した。
(絵は私の作品;品位を損ねるからか、紀伊国屋ではインターネットのみの宣伝)
が、一部マニアには高評価だったがほとんど売れず、結局絶版になった。
そのためか、プレミアがついて今の価格は古本でも発売時の5倍以上になっている。
もうひとつの例外は、新学期開始時期だ。
欧米などのほとんどは、秋に新学期や新年が始まる。
が、日本は4月だ。
1月でも、9月でも、あるいは旧正月でもない。
このような4月新学期の流れは、インド、タイ、ミャンマー、ラオスなどの南アジア・東南アジアに見られる風習だ。
確かに日本は形の上では、一応仏教国の仲間でもある。
これに関係があるのだろうか?
分からない。