次郎冠者のでえがくの住家をば求めんと、はちあうぢなる鄙に行きつる。
いざ仲介のしゃうかいもをへ、次郎冠者の気に入りたるを見つけぬ。
われのちょうさも必要とて、しゃるいに書き入れて帰らんとす。
と、仲介屋の言うやう。
こは、いかんせん。しゃるいの通ぢずと。
親たる我のしゃうにゅうの無きは、いざこととはん都鳥。
契約はできぬとぞ。
次郎冠者の落胆見へにけり。
我は、うはつはっはと笑ふばかりなり。
はちあうぢくんだりまで来て、さあるはぢをかきてかへりぬ。
我は、銀座の野良猫神様のおひの息子なるぞいiひたきも、せんなきこととていはず。
いへに着きてかうじの実を見るに、1個だに無き。
さては、あやつがくひしかとさめざめとす。
りゃうきゃう生まれのかうじなれば、いと悔し。
かの島をば思ひ出し、てびちをば作らんとす。
そのあぢの旨しことは覚へしも、ちゃうみりゃうの加減を知らず。
されば、嘉手納基地の張り紙のごときあぢはひとせむ。
すなはち、トマトケチャップと酢をべえすに、豆板醤、きむちの元、こしゃうを入れてぐつぐつとしたり。
しゃくぢの制限は無きが、こはびゃういんしゃくの2倍のかろりーにて、いささか反省すべし。
おきなはには、美味ひ物多し。
塩、あぐう、落ちる前のし-くあんさーはさらなり。
てびちも、また美味し。