【泥棒を捕えてから縄を編む】自家製手打ち麺 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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我が家では、なぜか粉だけは豊富だ。

粉といっても、マスコミが時価数千万円とか報道し、販売促進に協力する、あの粉ではない。


小麦粉である。

どうも。数袋ある。


今日は雨。外出も面倒だ。

朝早から飯の用意もしたので、ずい分手持無沙汰。



で。うどんでも作ってもみようと思った。


インターネットを見ると、薄力粉強力粉を半分くらい混ぜるらしい。


が、なんと、内にあるものはすべて薄力粉だった。


薄力粉だけで、うどんができるのかどうかは知らない。

しかし、食べられないことはないだろう。


入れる水や塩は、計量器などという超高級機械はうちには無いので、カンピュータ頼みである。

幸い重量や容量は実験で慣れているから、3割以上の誤差は出ないだろう。


そう読んで、こね始める。

こねるのは、高校時代に粘土をほぼ毎日いじっていたからお手のものだ!と思っていた。

が、いかんせん、力が入らない。


最終的には、プラバックを二重にして踏み込む。



なんとかなったところで、2時間は寝かせる。





その間に、ポイントの汁づくりだ。


こうしたものは汁が勝負。


フカひれだのツバメの巣だのも、それ自体は味はほとんどない。

美味さの秘密は、そのスープにある。



冷蔵庫を、再度捜索する。


利尻昆布があった。

いや、違った。そんな素材がわか屋にあるはずはない。


干からびて乾燥したような、ナマワカメであった。

半分折れたシイタケらしいものも、端に隠れているのを見つける。

グルタミン酸、イノシン酸と・・・・・・・

味の素ではないが、魚がほしい。


と、いつのものかはわからないが、イワシのつみれが3つある。



かなりスリリングだが、中国産らしい鶏がらスープの元もあった。


で、決まった。これだけあれば、まず問題はない。


鶏がらスープの素、シイタケらしいもの、つみれ輪切、ワカメ、ブラジル産鶏肉切り身を十分に煮る。

途中味見したが、なかなかいける。




問題の、うどん切りに入る。


包丁も豊富だ。

7種類くらいあったはず。      。・・・・・ だった。

が、今あるのは、ほとんど切れない2本とナイフのみ。

これも座敷童のせいだろうか。



仕方なく、切れないダイソー包丁で、うどん状に切る。

なんと、田舎そば程度にしか切れない。


長くても30cmどまりだ。


沸騰した湯に紐を入れる。

細めに切ったはずが、きし麺のようになったりもする。



で、出来上がったのがこれ。

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薄力粉だけでも、かなり腰の強いものができた。

北海道産小麦粉100%の粉のせいか、私の粉配合率が誤ったのかだろう。


少なすぎたかな?と思ったが、かなり食いでがあり、夕食になるか、いつの間にか消える存在になるか。



自画自賛になるが、素人麺としては合格だろう。

汁は、店でいただくものよりはうまく感じた。


漬物はエスニック味。

トムヤムの元と、豆板醤のミックスもみあげである。

これは酒の肴にもなる。

今の私には無理だが。