【現代日本食事情】感づいてしまったこと | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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病院食に慣れてしまって、家に帰って気づいてしまったことがある。


今まで自分の食べていた食品の、けばけばしさだ。

最初に鼻についたのは、味噌だった。

スーパーの安売りで買った味噌は、フェノールの臭いがした。

味噌からなのか、味噌を覆っているプラスチックからなのかはわからないが。

とにかく危険な臭いを感じてしまった。


で、水道水を口に入れてみた。

昔東京に出てきたころは、時々吐き出しそうになった水道の水だ。



が、何とこれは違和感なく口に含むことができた。

たぶん長年汚水味に慣れてしまっていて、感覚がマヒしてしまったのだろう。


予想はしていたが、大好きなポカリは、塩化ナトリウムとブドウ糖がきつい。


病院では麦茶か輸入ミネラルウォーターを飲んでいたが、今は沢水が飲みたい。






病院生活とタバコを吸わない期間が長かったため、舌が敏感になったようだ。


今ならば、官能試験にも合格するかも知れない。



しかし、俺は今までこんな食い物をうまいとしていたのか?!

と、かなり驚いた。