【悲劇と喜劇】知ること、知らないままでいること | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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日本もけして他国を笑えない状況かも知れないが、少なくとも多くの人たちが自国の歴史を知らない、または知る手段がないということは、悲劇である。


隣国を呪い、一生を終える。

哀れな人生だと思う。


しかしながら、これは日本のように何でも言える、豊かで平和な国にいるからこそ考えられることだろう。



自国の歴史を知ってしまうと、歴史を破壊したくなるところもあるだろう。


隣国の元大統領は、そのあたりを嘆いていた。が、のちに暗殺された。


その娘は、父の思惑を鑑み、今歴史を作ろうとしている。


はたから見ると喜劇だが、ご本人にとっては、壮大なるチャレンジであろう。


哀れなのは、そうしたことさえ知らずに、恨み千年の造られた歴史を疑わずに踏襲する方々である。


あまりに不勉強で、コメントする気にもなれない。


でもこれは仕方がない。


事実を知ることは、犯罪だからだ。


蜀民族、タンラ民族、チベット民族・・・・・・。


多くの民族が消え、消えつつある。





日本人という血液でつながる民族は、たぶんない。

日本民族とは、ある意思のもとに作られている、意識集団だろう。


日本民族ほど雑多な民族の混合は、現代世界にはない。



欧州などは、蔑称バスクを除けば、ほとんど同じ民族の集まりだ。

大陸や半島も、大きくは2つの民族だろう。

ごく最近だけをとっても、大陸や半島では大量虐殺などにより、いくつかの民族が滅んだり、滅亡の危機にある。

現在も秦始皇帝民族の子孫が存在するかどうかは、大変疑問だ。


現在中国と呼ばれている地方の中心にいたであろうチベット族や、世界の多くを支配していた満州族やモンゴル族も風前の灯火である。

それらを行っている自称漢民族や、自称朝鮮民族も、かつての漢人やかつての高麗人と同じことはないだろう。




血の関係で見ると、日本人の半分近くはアイヌ系である。


遺伝子工学が未熟だった少し前までは、弥生人は大陸や半島から渡ってきた民族だというマンガが事実のように報道されていた時期もある。

また、大和民族がアイヌを滅ばしにかかったとも教えられた。

だったら、なぜ現在の日本人の4割にアイヌの血が流れているのだろうか?

なぜ、アフリカ時代からの血が残っているのであろうか?





古典的、形態学中心の、ほとんど宗教的な歴史人類学。

いまだに信徒は多そうだ。




中には、すぐお隣の、戦後の大量虐殺の事実さえ知らない人もいそうである。


そういう人に限って、日本人は差別的だとか、もっともひどい国だと騒いでいることが多い。


まあ、赤ちゃんはおっぱいがほしいと泣き叫ぶのも立派な仕事。

そういう方には可愛そうだが、そうした病気であると考えるしかないと思ってきている。


自国の歴史を全く知らない方々だろうから。

だいたい、自国の歴史を読むこともできないだろう


だから、自国のファンタジーと怨嗟教科書や、時代考証なしのファンタジードラマが教科書になったりしてしまう。

大ヒット作で大統領も絶賛した『鳴梁』が、事実無視の笑い話だと何人が知っているのだろうか。



さらに、キムチが李子朝鮮時代初期から存在したようなことを、平気で言ったりする。


たぶん、彼らにはタイムマシンでもあるのだろう。

日本軍従軍慰安婦がヘリコプターで運ばれたり、ジープで補給されたりもしたらしいから。



園児並みである。


もう、相手にしない方がよい