私は果物が大好きだから、南洋は実に口に嬉しいところだった。
そんな中で、ドリアンのような王道ではないが、記憶に残る果物の話をしよう。
★ジャックフルーツ(パイミツ)
戦中小説などにも出てくるので、名前くらいは知っていた。
が、実物は予想していた物より大きかった。
幹から直接実がなるのも珍しかった。
一見ドリアンにも似るが、味は比較にならない。甘くないサトウキビのような感じである。
なかには、実1個で50kgになるものもあると言う。
こんなものが頭にでもあたったら、閻魔さんとの面談が待っている。
ドライフルーツなどにすれば、なんとか食べられる。
生だと・・・・・・・。
★ランブータン
これは、シンガポールに行って初めて知った。
とりあえず1Sp$(当時の換算レートで100円)買ったが、袋一杯きて半分は食べきれずに捨ててしまった。日本では、現地の20倍くらいしている。いろいろ考えると、仕方がない値段だろう。
★アテモヤ(森のアイスクリーム)
これには感激した。
日本の果物にはない甘さ。品の良い酸味。バニラシャーベットに似た舌触り。
しばらく虜になった。
糖度は25前後だと言う。デラウェアでさえ届かない甘さだ。
冷やすと、まさにアイスクリーム。
日本では見た記憶がない。
通販サイトを見たら、1個平均1000円くらいである(大きいものは5000円)。
現地でも1個100~300円くらいしたと思うから、相当な高級品である。
★スターフルーツ
日本食にはあわない気がするが、中華など油っぽいものの食事にはあうだろう。
私は、あまり好みではない。