ある国では、2人目の子がいることが分かると人間階級によってもちがうのだろうが、ある組織から外される。
日本なら、そんな組織から除籍になっても、命に別状はない。
しかし、とある国では致命的だった。
その国のトップでさえ、人間として扱われない。
とある実力者は、国のトップでありながら、糞尿にまみれてとても人間と思えないような死を迎えた。
日本人には想像すらでき無いような、壮絶な死だった。
また、ある国では昔を懐かしんだだけで、百歳を間近に殴り殺される。
そんな世界もある。
馬鹿い時に、その国の法律を破って、とある民家を訪ねたことがある。
やはり2人目があだとなった。
日本なら皆に喜ばれ奨励金さえもらえるが、そこではその親は組織に席がなくなる。
子は、人間としての数字に入ってこない。
当然、教育も受けられない。
どこの国の人間でもなくなる。
その家は、言葉通りの豚小屋だった。窓など、もちろんない。
その国のトップが亡くなった、あの部屋の造りに似ていた。
違ったのは、手足を自由に動かせることだった。
鼻の悪い私でも、そこに長居することはできなかった。
その国の人が言ったと言う。
日本には、戦車や装甲車は無いの?
なぜ、議事堂前に並んだ人達は、せんべいにならないの?と。
そこを訪ねた時の靴は、使えなくなった。
