【要注意】過去に起こった、笑えない植物絡み事故 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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昨日記事にしたように、植物・食材関係では笑えない事故がたまに起きる。

今回のNHK連続ドラマが、そうした不幸な事故につながらないことを祈りたい。

とりあえず、今朝の放送では注意する会話場面があるとか。

あまり期待できなそうだが、確認しよう。



さて、過去に起きた、笑えない食材事故の主な例を列挙してみる。


※ウィキペデアなどを参考・コピーしています。




★シキミ (ウィキペディア)

シキミの種子はややシイ の実に似ている(なれていれば間違えない程度)ため、誤って食べて死亡した例がある。また、後述するように、スパイスの一種であるトウシキミの果実(八角)がシキミの果実に非常によく似ているため、シキミの果実をトウシキミの果実と誤認して料理に使用し食べることで中毒を起こす事故が多い[1] [2] 。また、第二次世界大戦以前はシキミの果実を実際に「日本産スターアニス」として出荷し海外で死亡事故などが発生している[3] [2]

中毒症状は嘔吐、腹痛、下痢、痙攣、意識障害等で、最悪は死亡。[


花や葉、実、さらに根から茎にいたる全てが毒。特に、種子にアニサチン などの有毒物質を含み、特に果実に多く、食べれば死亡する可能性がある程度に有毒である[1] 。実際、下記のように事故が多いため、シキミの実は植物 としては唯一、毒物及び劇物取締法 により劇物 に指定(毒物及び劇物指定令(昭和40年政令第2号)第2条第1項第39号「しきみの実」 )されている。





★マンゴー(ウィキペディア)・・・・日本に輸入される品種には、かなり少ないと思われる。

  先輩で、瀕死状態になった人がいた話は聞いたことがある。


マンゴーはウルシオール に似たマンゴールという接触性皮膚炎 (かぶれ)の原因となる物質が含まれており、高率にかぶれを引き起こすため注意が必要である。痒みを伴う湿疹 などのかぶれ症状は食べてから数日経って発症・悪化する場合があり、ヘルペス などと誤診 されることもある。







★梅(青梅・ウィキペディア)・・・・・田舎で子供が中毒する上位であった。今は知らない。

           私自身実験して、ひどい経験をしたことがある。真似しないこと!


青梅には青酸 が含まれているので、食べると死ぬ、という警告が知られている

実際に、バラ科植物の葉や未熟な果実や種子には、青酸配糖体アミグダリン 、プルナシン)が含まれており、これは未熟な種子や腸内細菌 が持つ酵素 の作用でシアン が生成する事がある。これをヒトが食べた場合、胃酸 により有毒性 を発揮する恐れがあり、痙攣 呼吸困難 、さらには麻痺 状態になって死亡 するといわれている

ただし、胃酸や胃の消化酵素 だけではシアンの生成は起こらず、中毒の危険は、大量の未熟な種子をかみ砕いてその酵素を併せて摂取した、特殊なケース(アンズ の種子を大量に食べた事による重症例がある)に限られる。 よって、幼児 などが青梅の果肉を囓った程度では、ほぼ心配ないとされている。また、梅酒の青い実や梅干しの種の中身などは、アルコール塩分 、天日干しの熱により酵素が失活 し、毒性は低下している。


これらとは別に、過敏症、アレルギー の症状が、複数報告されている。







★ヒレハリソウ(コンフリー・ウィキペディア)・・・・・ひと昔前までは、健康食品としてマスコミが紹介


厚生労働省 は、2004年 6月14日 、コンフリーを含む食品を摂取して肝障害(肝静脈閉塞性疾患で、主に肝臓の細静脈の非血栓性閉塞による肝硬変又は肝不全及び肝臓癌)を起こす例が海外で多数報告されているとして、摂取を控えるよう注意を呼びかけると共に、2004年 6月18日 食品としての販売を禁止した[2] 加熱によって、毒性が軽減されるというデータはない[3]

この症状は、ピロリジジンアルカロイド のエチミジン(echimidine)[4] によって引き起こされる。最も濃度が高いのは根である。シトクロムP450 によるアルカロイドの体内変換が原因と考えられ、急性毒性が有るほか胎盤を通じた胎児(新生児)への影響が報告されている[5]







★ロウバイ・・・・・・日本では食べる人はいないだろうが、種1個でも危険。


種子などにアルカロイド であるカリカンチン を含み有毒。中毒すればストリキニーネ 様の中毒症状を示す。カリカンチンの致死量 マウス 44mg/kg(静脈注射 )、ラット 17mg/kg(静脈注射)である。







★ハシリドコロ(厚生労働省より)・・・・似た山菜が多く、時々誤食し事故になり報道される。


多年草で、根茎は肥大し,節を生じる。茎や葉は無毛で柔らかい。葉は互生し,葉身は狭長楕円形で有柄。花は花柄の先端につき帯紫黄色,広鐘状で5浅裂し早春に咲く。果実は球形で径はおよそ1cm,萼に包まれる。根茎をロートコン(莨菪根)といい,鎮痛薬などに用いるが,有毒のアルカロイドを含むため劇薬に指定されている







★イッポンシメジ(ウィキペディア)・・・・山菜ブームの時代には、時々誤食事故があった。


イッポンシメジ学名 Entoloma sinuatum (Bull.:Fr.) P. Kumm.)は、ハラタケ目 イッポンシメジ科 イッポンシメジ属 のキノコ。秋に広葉樹林下に生える。傘は7-12cm、饅頭型から中高の平らで、古くなると縁が反り返り大きく波打つ。傘の色は淡い灰色から淡い黄土色。柄は10-20cmで直径は1.5-3cm。有毒菌 (強) で、食べると消化器系の障害を発症し、死亡例もある。

ウラベニホテイシメジ と似ているが、本種はかなり白っぽい。食用になるウラベニホテイシメジのことをイッポンシメジと言う地方も多くあったり、市販の図鑑の写真が間違っていたこともあったため、注意が必要である。


※とにかくマスコミ報道や市販の安い辞典、インターネット辞書を鵜呑みにすることは、大変危険。








★スズラン(ウィキペディア)・・・本州以南では自生が少なくまずないと思うが、北海道では誤食例有り。


強心配糖体コンバラトキシン (convallatoxin)、コンバラマリン (convallamarin)、コンバロシド (convalloside) などを含む有毒植物 。有毒物質は全草に持つが、特に花や根に多く含まれる。摂取した場合、嘔吐頭痛眩暈心不全血圧低下心臓麻痺 などの症状を起こし、重症の場合は死に至る。

北海道などで山菜 として珍重されるギョウジャニンニク と外見が似ていることもあり、誤って摂取し中毒 症状を起こす例が見られる。スズランを活けた水を飲んでも中毒を起こすことがあり、これらを誤飲して死亡した例もある。


※昔飼っていたウサギが、これを食べ死んでしまったことがある。申し訳ないことをしたと思っている。







★キツネノボタン(ウィキペディア)・・・・田舎で最初に覚えた毒草がこれ。最近は都会の溝でも見られる。



同じキンポウゲ属のウマノアシガタタガラシ と共通する成分(ラヌンクリン ranunculin)を含む有毒植物 であり、誤って食べると口腔内や消化器に炎症 を起こし、茎葉の汁が皮膚につくとかぶれ る。湿り気のある土地で山菜 採りをする際は、本種をいっしょに採取しないように注意が必要である。特にセリ とはよく似た環境に生育し、葉の一部だけだとよく似て見えることもあるので、気をつけた方がよい。






★トリカブト(ウィキペディア)・・・・太古から知られる毒草。最近は花屋で売られていたりする。


食べると嘔吐 ・呼吸困難、臓器不全 などから死に至ることもある。経皮吸収経粘膜吸収 され、経口から摂取後数十秒で死亡する即効性がある。半数致死量は0.2~1グラム。トリカブトによる死因は、心室細動 ないし心停止 である。下痢 は普通見られない。特異的療法も解毒剤 もないが、各地の医療機関で中毒の治療研究が行われている。[6]



※現在でも。犯罪に使われることがある。