ほとんどの人は先入観があるだろうし、それによって人類は発展もしてきたし戦争もしてきた。
正義だのと言うのも、先入観のひとつだろう。
記事などに正義やら絶対的真理とかいう言葉があると、その時点でダメだこりゃと思ってしまう私もまた先入観で生きているし、現政権はまずいところも多いが総じて頑張っているよと言っただけでネトウヨ!とか感じてしまう人たちもまた典型的な先入観や妄想の達人だ。
ネトウヨと言う言葉を使っている本人が、ネトウヨの意味を説明できないで使っている場合が多いと感じてしまうのだが、そうした方々には、強いアレルギーもあるようだ。
たとえば、首相の名前を漢字て書くことに強いアレルギーがあり、正しい漢字で書くことを拒否したりする。
また、日の丸を見ることはドラキュラが太陽を見るに等しく、君が代はガラスをひっかく音に近いようだ。
ただし、そうした体質の方はそれがアレルギーとは考えず、当然のことと感じたりする場合もあるようだ。
五人組を気にしてそうした素振りをしている場合には救いがあるが、何ら疑問を挟むことなくそう思っている場合には、不治の病である場合があるだろう。
つまり、自分を産んでくれた国土・国民・先祖を、無意識にかつ善意で貶めていることがよくあるからだ。
さらに重症患者の場合には、それが正義だとか平等だのと言って、結果的に自分を否定することにひどく熱心である。
しかし、これは笑えない。
私自身が、大きな先入観で観てしまっていることがあることを、最近実感した。
その一つがウルシだ。
朝の連続ドラマで、ウルシの種を食材に使っている番組があった。
げーーーーーっ!
となった。
私は大丈夫だが、田舎ではそのそばを通っただけでアレルギーとなる人が出るのがウルシだ。
これは、くしゃみとかむずがゆいとかいったものではない。
人によっては、入院騒ぎになるレベルだ。
中学の時、同級の女の子は、ウルシのそばを歩いただけなのに1週間学校を休んだ。
その実を食材に!!!!!????
その昔、漆職人が慣れるために少しずつ食べたという話は聞いたことがある。
が、一般の食材に使ったと言う話は初めて耳にした。
で、インターネット情報を調べてみた。
なんと、コーヒーなどの代用品に使っている場合があるらしい。
これは驚いた。
田舎者の私などは、即遠慮したい。
また、ダリアの花を食べるという番組があった。
最近の学説では、ダリアの花の人間への毒性はほとんどなく、海外では花びらが食用にもなっているということは知っている。
知ってはいても、これは悪い先入観なのだろう。
野道に生えている野草はかなり口にできても、ダリアを食べることには抵抗感がある。
子どものころからの、ダリアには毒があると言う科学的ではない先入観の性だろう。
しかしながら、科学的にダリアやウルシが食べられるとしても、私は口にしない。
特にウルシは、触れることにさえ躊躇する。
人によっては、喉の粘膜や気管支が腫れて呼吸困難になる恐れがある。
最悪の場合、ウルシオールでのショック死もありうる。
そう考えてしまう。
歴史学者の一部が、科学的にほとんど可能性のない半島人=日本人祖先説を信仰し(★これは宗教に近い。科学的ではないことを信仰して主張、教育しているのだから)、Y染色体の日本人独自の突然変異や日本人と半島人のY染色体ハプログループ存在比の相違原因を認めない(または、おそらく理論を理解できない)ことにも似ている。
水素爆発と通称・水素爆弾はまったくもって違うのだが、同じような爆発と考えてしまうといった笑い話にも似るのだが、歴史学者のお偉いさんにはそういた方が多そうだ。
そうした考えの方は、プロペラ飛行機でもスピードを上げれば宇宙旅行にいけると思っていたりするのだろうか。
古代人の特徴に関して、形態学的なことに注力し、生化学的な事実を受け入れないか理解する能力がないことに同じだ。
ウルシやダリアの食材報道に、そうした狭い考えしかできない能力不足の歴史の大先生方を笑えないなと、ほんのちょとだけ反省した。
★でも、私と同年代以上の田舎生まれの方なら、やっぱりウルシを食べろ!なんて言われたら、それだけで鳥肌が立つ方が立つ方が多い気がします。
みなさんも、そうでしょう?
★そういえば、植物界では唯一の劇物指定シキミを、中華料理の食材として輸出していた病的なことがあった。
怖い怖い。
冗談では済まされず、これは死者も出ているはず。
植物で唯一シキミの実が劇毒物指定であることは、こうした病的な過去の誤った知識・勘違いによるものだったろう。