【危険な誘導作文】太陽光発電 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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★このような、出所不明記事を信じることは、危険ですよ。


そんな例です。





1、ポルト市ではイベント会場の屋根における太陽光発電で知られるが、最近3k㎡の土地に太陽光パネルを設置することを決定した。

この発電量は、快晴時の昼頃で最大300メガワット時予定だ。


筆者注;300メガワット=30万キロワット



2、イベント会場の屋根は快晴最大時ならば、公共施設で使う照明費用の半分を賄える。



3、日本の家庭での電量消費量は約300キロワット時、ポルト市では約100キロワット時である。


4、ポルト市に建設中の太陽光発電は、快晴最大時ならば3000世帯(約1万人)の電気を賄える。



5、3000世帯は、ポルト市(9万世帯;27万人)における生活困窮者全世帯分である。



6、したがって、太陽光発電は最快晴大時に、ポルト市全生活困窮世帯の消費電力をカバーできる。





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★ここからは、伝言ゲームの例


1、イベント会場の屋根にある太陽光発電で、公共施設の電気の半分は賄える。


2、新しく建設中の太陽光発電で、ポルト市全世帯の電気が賄える。





よくある、伝言ゲームです。


こうした話は、その記事の元になった資料が提示されているか。

提示された資料は、信用できる機関の物か。

同様の内容を、別機関でも確認できるか。



最低これ位の確認が必要ですが、文字になったりすると、ついつい信じてしまいがちです。



注意が必要ですね。