一部では話題になっている、子どもの日のXクラス(一番上のランク)のフレア。
下記の映像は、その子どもの日のものではありません。が、似たようなものです。
太陽のくしゃみの鼻汁飛沫は地球を丸呑みする大きさ。
いやいや、そんなに小さくはありません。
地球なら、5個や10個は何なく飲込む大きさです。
この直撃を受けても、地球が燃えたり、吹き飛ばされたりはしません。
ただし、今のままではコンピュータはほぼすべて破壊されます。
最近直撃を受けたと思われるのは、1859年。
約150年前です。
この時はコンピュータなどはもちろんありませんから、人類の生活には大きな変化はありませんでした。
せいぜい、発明されたばかりの電話などの電気製品に異常があった程度です。
また、1989年には大きなフレアが地球をかすっただけで、カナダのケベックでは州全体で大停電が起きました。
ケベックは州とはいっても、日本の4倍以上の広さがあります。
実は3年前にも、地球のすぐ近くをかすめたことがあり、もしこの時直撃を受けていたなら先進国は18世紀以前の状態になると言われてました。
子どもの日のフレアは、地球とは全く関係が無い方向。
それでも、ごくわずかに影響が出ているようです。
以前も記事にしましたが、米国やカナダなどでは、フレアに関する対策を考え始めている様子。
直撃を受けた場合の損害も、数百兆円、復旧に何年とかいう試算を出しています。
日本では大涌谷の噴煙が増えた程度で大騒ぎしているマスコミですが、地球温暖化とか火山噴火とかとはレベルの違う驚異の中にいることを、ほとんど報道していません。
まあ、そうしたことは数百年に1度でしょうから、あまり憂鬱になってもそれこそ太陽が落ちち来ることに悩む故事そのものではあります。
また、将来は、今よりフレアなどに強いコンピュータが開発されたり、宇宙線から守る宇宙船などもできているのでしょう。
ですから、宇宙飛行士たちも今よりは安全に任務にあたれそうです。
でも、こうした地球温暖化などとは比較いならない脅威が実際に存在することも知っておくべきです、
ちなみにこの影響は、コンピュータ社会ではないところでは、ほとんど問題にならないでしょう。
問題は、先進国と言われている国々。
もろに直撃を受けたなら、コンピュータを使ったすべての飛行機、船、車、家電製品などが使えなくなります。水道、都市ガスなどももちろん使えません。
これは小さいことですが、現在の日本人で、PCやスマホ、携帯に全く触れずに平気な方がどれほどいるかも問題でしょう。
今年2月。
地球が直撃を受けうことはなかったが、米国や欧州では大きな話題となっていたフレア。
もちろん、平和な日本のマスコミはほとんど報道していません。
人類全体のことより、嘘か本当かわからないおばあちゃんの話と日本潰しに夢中です。
なんと平和な。