ライダイハン、憲法と硬い話が続いたので、話題をガラリ変えてCMの話。
昨日記事にしたように、東京メトロでは『お嬢様の聖水』なる、若い女性に的を絞った飲料水が出たらしい。
紳士淑女の方々には分からないかも知れないが、この『お嬢様の聖水』なる名前は、実に危険な香りがする。
実際に、買っていくのは中年男性が多く、中にはダース単位で夜中に購入する人もいるとか。
そうだろう。
特殊な意味で考えてしまう場合には、とても会社で堂々と飲める代物ではあるまい。
と、紳士ではない私は、笑いながら納得してしまう。
また、先ほど民間のテレビを見ていて耳を疑ったことがある。
ガウチョーなんとかと連呼している。
どうもファッション系のCMのようだが、これもまた笑ってしまう。
広東人が聞いたらどう思うのだろうか。
少なくとも香港や深圳では、ファッションのCMには使わないだろうなと思われる言葉だ。
日本語でいえば、畜生とかバッキャローに近い。
こうしたことは、言葉だけにとどまらない。
時々見るが、なんかのCMで親指と人差し指で輪を作りOK!とやっているものも目にする。
日本ならなんということはないが、人によっては顔を赤らめるかも知れない。
日本でよくやるOKマークは、SEXの暗示だからだ。
逆のことは、私自身も経験している。
さる国で、お嬢さんが資料のある部分を差し示し説明した。
その時彼女は、右手親指を人差し指と中指の間に入れて、人差し指を伸ばしたり折り曲げたりして説明していた。
日本とは風習が違うあるよ、と理解していても少し落ち着かぬ気分の自分がいた。
『お嬢様の聖水』やガウチョも、ニュアンスは違うが、五十歩百歩かな。
これから、こんなCMが増えてくることだろう。
見方によっては、白いワンコの出るCMは、日本人をバカにしたCMとの、悪意の解釈をすることもできる。