日本のマスコミだけ見ている人には、急に韓国首相の辞任話が出てきた感があり驚かれた方もいるかも知れませんねえ。
しかし、多少韓国に興味がある方には常識であり、発表の時間待ちだったと思います。
日本では韓国の悪いことは報道しないのがルールと言う感があるマスコミもあり、寝耳に水の方もいらっしゃるかもしれないですね。
幸い、このブログには韓国ウォッチャーの方々も見られているように感じています。
そこで、私の知ってる範囲で、今回の経緯をまとめてみます。
誤り等に関して、ぜひご指摘、ご批判、反論をお待ちしております。
・・・・・・・・・・・・・・・・・李韓国首相辞任までの経緯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・朴大統領が、李明博元大統領の数十兆単位の国庫不正使用に関する調査開始を指示する。
・その過程で、ベトナムに建設し大赤字確実なビルに関して、その会社の会長の調査に焦点が集まる。
・このビルの建設には1兆ウォン以上の投資をしているが、すでに採算割れが確定しており、赤字売却の話も出ている。
・この会長は、賄賂をよくすることで知られており、ビルのオープニングにも、数百名の国会議員関係者を招待したことが分かっている。
・また、国連事務総長とも郷里が近く、かつ事務総長の近親がこの会社に入社しており、かなりの関係が噂されている。
・検察の取り調べ途中で、この会長は自殺してしまう(公表では4月9日)。
・ところが、自殺前に数人に電話をかけて、何らかの相談をしていたことが判明。
・さらに、自殺した時の衣服の中から、議員名や金額が書かれたメモが見つかる。
・これ以降、韓国では紙面のほとんどがこの収賄事件で占められる。
(もちろん、日本のマスコミは知らぬふり)
・この話で、それまで大きな問題だった、平昌冬季五輪をどうするか、売春させろデモ、セウォル号以降の安全対策、市街地でのデモなどの話が薄れていった。
・そんな折、朴大統領はセウォル号沈没1周年の日の夕方には南米に出発。
・大統領不在の中、大統領の代理たる李首相に全責任やパッシングが相次ぐ。
・で、昨夜か今朝方、辞意表明。
・予測(4月28日前後)李首相が正式辞任。
・予測(5月・・・・・・朴大統領への風辺りがより強さを増し、一部マスコミから弾劾論)
・予測(6月前後、平昌五輪に関して、IOCから警告、または返上打診)