【日本人の起源】遺伝子でみる日本人の特異性  | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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これから話す内容は、日本人の遺伝的な流れです。


少し前までは、民族を研究する場合には、骨格がどうのミトコンドリアがどうのという話がありました。

これもけして全否定するわけではないのですが、正確性には欠けます。

なぜなら、骨格や顔かたちなどは個人差が大きすぎるからです。


ただし、遺伝子は嘘をつきません。

環境によって背が伸びたり、骨が曲がったりしても遺伝子は変わりません。


また、ミトコンドリアは、ほとんどの場合の支配者である男性が変わっても変化が分かりません。

しかし、Y染色体は違います。



そこで注目されたのが、男性に遺伝する、つまり大まかな支配層を推測できるY染色体です。

これには多くのパターンがありますが、D1b(去年まではD2に分類)は日本人特有のもので、およそ3万年から3万5千年くらい前に日本列島で生まれたパターンです。


このパターンを持つ人は、アイヌでは9割近く、東北や沖縄では5割程度、本州の多くでは4割前後、四国や九州では大陸型のものがふえて3割前後です。


ただし、このパターンは大陸や半島ではほとんど0%です。


また、D1bではありませんが、このDグループのある地域は、アンダマンで7割程度、チベットで5割前後、ビルマ少数民族で2割くらいいます。


このため、はるか昔アフリカからアラビア半島を経てベンガル湾にやって来た人類が、北上したのち新人類の現在の漢人などに高山に追いやられたものがチベット民族。

北の樺太経由で日本列島に渡ってきて、日本独自の変異を遂げたのが日本アイヌ。

その影響を強く残しつつも、大陸や太平洋からの移民などと混血しながら、世界でも非常に古いパターンであるCグループさえ残しているのが日本人となります。

(Cグループはシベリア、モンゴル系)



つまり、現在の中国大陸や朝鮮半島に住む人たちと、現在の日本人ははるか昔は同じグループだったのでしょうが、現在の人々とは遺伝子的にかなり違っている方々が多いということです。



以下のパターンは、世界の中で日本人にしかありません。


D1b および C1a


なお、日本人の多くを占めるC1,D1bパターンは遺伝子的に、現在の漢民族よりはるかに古いものです。








この日本人特有の遺伝子を持つ代表として、以下の方々が知られています。

竹村健一(評論家)、堀江貴文(実業家)、細川茂樹(俳優)





なお、これはジョークデータかも知れないが、こんなものもある。


猿田彦=C1a