とーふぃーい、とーふぃー
懐かしい声が聞こえた。
ふと見ると、おそらくお馴染みさんなのであろう。
小型トラックの主人と、かなり高齢のおばあちゃんが話しこんでいる。
その雰囲気に引き寄せられ、私も小型トラックに行ってみた。
豆腐だけでなく、油揚げやらラーメンも商っている。
ラーメン2人分1袋と、スーパーで売っている豆腐1丁の半分くらいしかないものを買った。
で、夏目さんが1枚飛んだ。
こんな贅沢は、何年ぶりだろうか。
が、
豆腐はべらぼうに旨かった。
昔はみな、こんな豆腐を食べていたのだろう。
今思えば、贅沢な食材だなと思った。
やはり、国産大豆の手作り豆腐は旨い。
改めて、そう感じた。
あっ、でもね。
私はスプーン一口だけで、残りは山の奥の方に消えたもようです。