先の記事に書いた「おられる」という表現。
関西弁ならびに一部東北弁など方言でならば尊敬語としてありうるとは思っているが、標準語としては誤った日本語だと思っているし、文法的には奇妙だと思っている。
さて、怪しいインターネット辞書や記事ではこのあたりをどう説明しているか調べてみた。
★ウィクショナリー
丁寧または尊敬表現。
ただし、参考として、だいたい私の考え方と一致する説明がある。
★ Yahoo!知恵袋
「おられる」を丁寧語と断定。
★ビジネス敬語の達人
「おられる」は誤用。
★Web日本語
ほぼ私の考えと同じ。
一部地方ではありうるが、標準語としての日本語では誤り。
★Weblio辞書 (実用日本語表現辞典)
いらっしゃると同義表現としている(笑)。
はい。確かに、実用日本語表現辞典ですね。
★NHK放送文化研究所
どちらとも取れる七色表現。かつ、伝聞説明で明確な判断を避けています。
★goo辞書
私から見ると代表的誤用例を、正しい使用例の筆頭に挙げている(大爆笑)。
★教えて!goo
「おられる」を尊敬語と断定(笑)。
★hatena
方言ならありうるが、矛盾したおかしな表現。
基本的には、私の見方と同じ。
★Wikipedia
尊敬語一覧表には、注意付で載せている。
備考があり、京阪地方ならありうるが、本来は尊敬語ではないとしている。ただし、最近はそれが多用されているとも。
だいたい、見方が同じだ。
もちろん、10年以上昔の、紙の広辞苑には載っているはずがない。