耳成山
久々の百名山です。
また、ぼちぼち続けます。本年中に完結予定。
奈良には、大和三山といわれるものがある。
天之香久山、畝傍山、そしてこの耳成山だ。
耳成と書いて「みみなし」と読ませる。
おそらく「みみなり」の音が変化したのだろう。
ミミとは古代の王によく使われる名前だ。王の接尾につく美称である。
耳成山には、面白い話がある。
大和三山は美しい二等辺三角形をしており、その先に宇佐神宮があるとか高千穂があるといった話だ。
かつ、古い文献には耳成山が出てこないことから、耳成山は人工的に作られた和製ピラミッドとの説もある。
確かに、盆地の中にポツンと立つ山はいささか奇妙な存在だ。
このあたりに関しては、あまり科学的なことを考えずに夢の世界で遊んでみたい。
このあたりには、かなりの数の古代王の墓が存在する。