阿蘇山
昨日の記事にありますように、私が小学生くらいの時は、阿蘇山は世界一大きなカルデラを持つ山と教えられました。南北25km、東西18km。おお、それはすごいと。
しかし、これは誤りでした。
実は日本一でさえなかった。日本一は北海道の屈斜路湖。
世界一は阿蘇山とはひとまわりどころか、ふたまわりみまわり大きく、100km×30km。インドネシア・スマトラ島のトバカルデラだった。
おそらく現在の義務教育では、阿蘇カルデラが世界一とは教えていないでしょうが、我々年代にとっては常識でしたから、かなりの方が間違って覚えていると思います。
世界一ではないにしても、世界でも有数な大きなカルデラを持つ山であることは確かです。
過去の噴火では、火砕流が山口県にまで及んだことがあったようです。
現在の地球は総じて火山活動は不活発ですから、現代や近未来にこのような破壊的噴火が起こる可能性は極めて低いと思いますが、新しい人類が生まれる頃までには、かつてのような大きな噴火が何回かはあるかもしれません。
まあ、その前にイエローストーンの噴火でしょうがね。こっちは、1000年とか1万年とかいう近い将来、かなりの噴火があるかもしれません。
そうそす、昨日NHKニュースで、阿蘇山の巨大噴火100年内の確率は1%だということがある教授によって発表されたというジョークニュースがあったと思います。
わたしはあの俳優さんを知りません。
が、100年内1%という計算は、確率という言葉は知らなくても、小学5年生になり割合を学べば求められるのではないでしょうか。この時期に、こうしたジョークニュースを流す真意を考えるべきでしょうね。
単純割り算で、100年内の巨大噴火確率ですかあ。
NHKさんもジョークニュースの時は、これはパロディですと断りを入れたほうがいいと感じました。
こんな阿蘇の巨大噴火の話よりは、ある程度近未来に迫っているかもしれない、朝鮮の神の山・白頭山(ペクトサン)あたりの危険性とかのが身近な話かもしれませんね。
また、真剣に見る人も多いと思います。
(白頭山は、明日登場します)
同様の計算だと、100年内1%なんていう低い確率の話ではないですから。
また、単純に100÷10,000=0.01 → 1%
みたい小学5年生の算数の復習よりは。
★データ
阿蘇山 標高 1,592m
日本・熊本県
カルデラの大きさ、日本2位
現在は、多少活発化