WHOがセネガルに続いて出した、エボラ出血熱撲滅宣言国のナイジェリア。
この国に関する基礎情報です。
アフリカ中西部。北緯10度くらいのところにある国。
(フィリピン・セブ島くらい。または、タイ南部マレー半島くらいの位置。南米ならパナマ、コスタリカくらい)
面積;約92万平方キロメートル(日本の約2.5倍)
人口;約1億8000万人(日本の約1.5倍)で世界7位
アフリカの中では、経済的にはもっとも豊かで、世界でも上位(GDP世界20位くらい)
一時、世界一物価が高い国と言われたこともある。
かつての奴隷海岸(国名。還暦近い方以上なら記憶にあるはず)
紀元前から栄えていた地域だが、中世以降のポルトガル人、イギリス人やイスラム教、さらに部族の違いが複雑にからみあっている。
このため、民族・宗教ともに複雑に絡み合い、国内紛争が絶えない。
戦後も一時期は東部が独立宣言をして、ビアフラ共和国を名乗ったこともある。
ナイジェリアはニジェール(ラテン語;黒)のなまりで、北にある国のニジェールと意味は同じ。
北部は砂漠地帯、南部は熱帯雨林地帯が広がり、これが風習・宗教・部族間紛争の原因の一つでもある。