峨眉山
中国の三大聖山(五台山、天台山、峨眉山)のひとつ。
昔から、道教や中国仏教の聖地であり、李白の『峨眉山月歌』や芥川龍之介の『杜子春』など、文学でもよく出てくる山である。
楽山大仏を含み、峨眉山一帯が世界遺産・複合遺産の登録されている。
現在は活動をしていないが、地球の歴史上最大規模の噴火をしたらしく、一説ではこの噴火によって三葉虫など古生代の生物がほとんど死滅し、中生代に入っていったとも言われている。
ただし、最近はシベリアのプルム噴火説が有力ではある。
いずれにせよ、地球の生物界を変えてしまうほどの火山であったようだ。
★データ
峨眉山 標高3,098m
中華人民共和国・四川省
麓から頂上まで、仏教寺院が建設されている
★サイエンス論文データなどの説
2億6000年前に大噴火。
溶岩噴出量 50万k㎥ (東京ドーム 約4億杯分)
この噴火で、全世界の海洋生物の90%および陸上生物の70%が死滅
地球生物史でいう古生代が終わり、中生代の生物が現れる原因となった(別の説も多い)
