アグア
富士山という名前の付いた山は、日本だけでも100は超えるだろう。
世界にも、日本人が勝手に○○富士なる名前を付けている山が相当ある。
インターネットをさらり調べるだけで、10や20の海外にある富士山に似た山はすぐ見つかるに違いない。
そうした海外の富士山の中で、その高さも、傾斜も、また噴火の歴史も非常に似ているのが、このアグア。
通称グアテマラ富士だ。
特に、Wikipediaに掲載されている写真は、手前の山々が東京から見る丹沢山地の山並みに似ており、写真だけ見せられたなら、日本の富士山と間違ってしましそうだ(アグアのが、わずかに傾斜がきついが)。
アグア(スペイン語)とはアクア(ラテン語)のことで、日本語にもなっている水の意味だ。
かつては頂上付近に火山湖があり、水をたたえている山という意味で、征服者たるスペイン人がつけたもののようだ。現地の名前は分からない。
地球歴史史上、最大クラスの隕石落下地点のすぐ近くでもある。
この隕石落下で、地球上のほとんどの大型生物などが死滅したと考えられる。
人類の祖先である、ネズミのようなトカゲのような小型生物の一部はなんとか生き残り、今の人類が生まれたとされている。
★データ
アグア 標高3,760m (参考;富士山 3,776m)
グアテマラ
頂上にあった火山湖は、1773年の地震で崩壊
最新の噴火;1541年