さて、このシリーズ2回目はカイラス山。
日本ではあまりなじみがないと思われますが、この山を信仰する人数に限って言えば、おそらく世界一崇拝されている聖山です。
21世紀の現在でも、この聖山に登頂することは許されていません。
あの中国共産党でさえ、この掟に触れることはできません。
数年前に、朝日新聞が一部登山隊に登頂許可とかいう大誤報を流したことがありました。
データ;
カイラス山(チベット語でカン・リンポチェ山);標高6,656m
中華人民共和国チベット自治区(ヒマラヤ西部)
ヒンドゥー教、仏教(特にチベット仏教)、ジャイナ教、ボン教の聖山。
(すべての生命の源とされる。日本で仏教の葬儀に使われる卒塔婆にも関係すると思われる。日光東照宮にも深くかかわると推定している)
インダス、ガンジス、ブラマプトラ。この3大聖川の水源とも言えるかもしれない。
東南アジアなどに見る仏教建築パゴタやヒンドゥー寺院は、この山を模しているようにも見える。
蛇足
カイラス山南方10kmにある、不思議な構造物。