アメリカ合衆国で、エボラ感染者の入国が初めて確認された。
このあたりはある程度予想されたことだ。
エボラ出血熱は、デング熱などとは桁違いに人間にとっては危険な病気で、現在のところ有効な薬がなく、致死率は5割以上。一部情報では9割とするところもある。
フランスだったと思うが、富士フィルムの薬を試験的に使っていた気がする。
これが日本に入ってくると、扱える病院は日本には1つも無い。
こうした病原体に対しては、その危険性の低い方からレベル1(BSL-1)からレベル4(BSL-4)に区分けされている。
エボラ出血熱は最高危険度のレベル4だ。
こうした病原体を扱える施設はレベル毎に決まっていて、日本には形式上レベル4施設が2ヵ所(国立感染研究所とおぼちゃんの理研)ある。
が、実は市民運動などの影響から、施設はあってもレベル4の病原体を扱えない。
つまり、日本にエボラ出血熱患者が出ても、日本では病院や研究所にさえ入れない。
じゃあ、患者はどうするんだ?
とは、市民運動をする人たちは考えないようだ。
のたれ死にさせたり、国民に皆広がってもお構い無しなのだろうか。
このあたりは、理解できない。
しかし、もしエボラ出血熱が日本に輸入されたなら、マスコミはこうした施設の不備を口から泡を飛ばして報道するに違いない。
話は飛ぶが、BSL-4(以前はP-4)で思い出したことがある。
731部隊というやつだ。初めてこれに関するドキュメンタリー風小説を読んだ時からかなり長い間、私はこれを事実と考えてしまっていた。
最近、少し掘り起こして微妙な点が気になり始めている。
これも、南京大虐殺に似た演出家の臭いを感知したからだ。
ただ、これは南京大虐殺のような明確な作り物である証拠を見つけることは、非常に難しいだろう。
現在の私は、731石井部隊の話も、半信半疑の目で見ている。
話を戻すと、現在の日本ではエボラ出血熱患者を入れられる病院は、法律上は1施設もない。
市民運動も分かるが、このあたりは国が国民の命を守るということで、なんとかならないのだろうか。
また、施設があってもそのレベルでの運用を認めない市民運動をなさる方は、エボラ出血熱患者をどうしようと考えているのだろうか。
憲法9条条文を成田空港に貼っていても、たぶんエボラ出血熱ウィルスは読めないし、読めても無視すると私は考えています。
はい。
「こちらには施設がないから入って来ないでね」
と頼んでも、たぶんエボラ出血熱ウィルスは
「じゃあ、平和で施設の無い日本には入国しません」
とは言わない気がしています。
★BSL-4施設はあっても、その利用に反対する方々の意見をぜひお聞かせください。
よろしくお願いします。