【吉田調書・感情・現場】その5 平成23年8月8日~9日 3/4 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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冷却関係


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(質問者)
先ほどあったドライウェルクーラーと原子炉冷却材浄化系による代替徐熱というのがここにあるんですけれども、これを使っていないということになるんですね。
(吉田所長)
使えないんです。



いろいろやっている最中に官邸から班目委員長が電話してきて、早くSR弁を開いて減圧しろということでした。
ただ、温度が高いからなかなか減圧しづらいと言ったんですけれども、何とか減圧しろということで、初めて本店の本部長命令も出したりしました。本店の本部長というのは社長です。



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(筆者注;冷却機能に関して)

(質問者)
3月11日、12日、13日といくにしたがって、本当にまだ動いているのか気にならなかったんですか。
(吉田所長)
それは気になります。
気にならない人はいないんです。
だけれども、打つ手段がないんです。



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(質問者)
これだけもったというのは、かなりあれですね。

(吉田所長)
そうなんです。
奇跡です。



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確か官邸から淡水で入れろという指示があった。



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これを想定外でないと言えという今の腐った政府も納得できないです。
私はそこだけは譲れないと思っています。



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保安院さんもある意味汚いところがあって、……

要するに、保安院として基準を決めるとか、そういうことは絶対にしないです。
あの人たちは責任をとらないですからね。




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(質問者)
保安院として、これはこうした方がいい、ああした方がいいみたいな感じにはならないんですね。
(吉田所長)
ならないです。