【吉田調書・感情・現場】その4 平成23年8月8日~9日 2/4 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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(筆者注;全電源喪失時中心)

(質問者)
それから、紙の上では、こういうことが書いてあるけれども、それをそのままのっとって、この基準に当てはまるかどうかみたいなことはされていないんですね。

(吉田所長)
していません。
それは、多分、素人はそうするんでしょうけれども、普通考えれば、こういう手順の移行だとか、そういう議論ではないと思います。
事象として。



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(質問者)
5時46分だから。

(吉田所長)
暇がないんですよ、格納容器を冷やす。
また、話が前後するんですけれども、1号機は炉に注水するのが最優先事項で、格納容器スプレーの話ではないんですけれども、3号機の場合は、格納容器にスプレーしてちょっとでも圧力を落とそうという話があって、2号機も、実は例の注水する前にベントしましょうということで、ベントはなかなかできないという話で、そのときに、逃がし安全弁を開けて減圧しましょうという前に、発電の連中は、1回スプレーをかけて、ちょっと冷やした方がいいんじゃないかと。



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(筆者注;文の流れからして、東京本社の保安関係者への独り言の可能性)

あのばかども、今回、全然役に立たなかった。




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(筆者注;全電源喪失後に、線量が上昇してきたが電源がなくどうしようもない状態で)
私にすれば、その場にいた人間が、班目のおっさんにしようが、何だろうが、どういう判断するのと、聞きたいぐらいなんですけれども。