昨夜の7時か9時のニュースで、特別警戒警報制定から1年が経ち、その問題点などを取り上げていた。
これは久々にNHKさんやるなあ、と思った。
が、後半の結論には首を傾げざるを得なかった。
特別警戒警報が制定され、従来の警報が軽視されるようになったのではないかとか、スマホでも確認できるようになるとかの話に持って行ってしまった。
東京のような都会ならいざ知らず、山奥のじっちゃん、ばっちゃんは、スマホなんざほとんど使えませんて。 だいたい、持ってないかも知れない。
一番残念だったのは、特別警戒警報を発令するシステムの不備についての突っ込みがなかったことだ。
なぜ、伊豆大島の大災害を防げなかったのか、なぜ広島では災害発生後に発令となったのか。
この原因を掴んでいながら、そこでおしまい。
だから、こうすべきだという提言がなかった。
一応表向きは、公共放送だから言えないとの言い訳はできるが、ニュースクローズアップの政治関連報道では、かなりの意見を述べたりしている。
そういう意味では、消化不良を起こしてしまったニュースだった。
そこで、素人ながらはっきり直すべき点を書いてしまおう(何度か似たことは書いているが)。
①実測値警報発令システムの停止。
こんなことしていたら、現在の降雨量に対応できるわけがない。
幸いコンピュータが高い能力を持つようになってきたのだから、予測情報に変えるべきだ。
②警報発令前提条件の見直し
現在の広域設定では、現実に災害は防げない。
もし前提条件を変えていたなら、伊豆大島の災害はより少なくできたはず。
レインラインの予測もかなり正確にできるようになってきたのだから、あまり実用性のない広域指定は、害の方が益より大きくなる。なんの為の250m予測ですかいな。
③ウェザーニュース社などとの、連携。
気象庁の穴部分を埋め合わせ一層短期で正確な予想には、欠かせないことだろう。
メンツが大切か、被害を少なくするのが大切かということだ。
マスコミなどがすべきことは、こうした提案じゃないのかなあ。
捏造や告げ口ではなくて。