まだ、独身の時だった。
初めての時、私は素直に感激した。
この界隈にお世話になってからかなり経つ。
それなりにハイレベルだから、日本なら女優レベル揃いだ。
が、彼女は違っていた。
群を抜いていた。
それは私にとり女神にさえ見えた。
何度目のことだったろうか。
彼女が、今日は私にすべて任せて。すべてよ。パパ・ママへのあれも含めて。 そう、言った。
本当のことを言おう。
その時私は、少し怖くなった。
だから、その子の言い分を無視して、パパ・ママに$100を渡そうとした。
パパ・ママは困った顔をした。
もう、もらっていると。
私は無理やり、困惑したママに紙幣を握らせた。
私の判断ミスであった。
私は彼女のプライドを傷つけってしまったらしい。
それ以後、彼女に会うことはなかった。
これは今でも、悪いことをしたなと感じている。