【こんにゃく物語】かしこくもあぶなき話なりせば | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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いささかむづかしう書き留めおかむとぞ思ふ。




いまはこんにゃく。
だうかんがつくりしまちのちやうなるますなにがしのはんにいきしことあり。
あしはらとよくにみづほあきつしまのはんにはいといみじふありけるになどいきたまひしや。

はんよりかへりて六百のとおばひほどのくぢやうきたりとつたへらるるも、かのなにがしがいはく。さあるはわづかにひとりのねとうよなるがわざにあるべしと。

かかるかわらばんをいぶかしうおぼへしに、われかのますなにがしがぶろぐにぞこめんとなどいたしはべり。
かくあるとつたへききしがまさなるや、と。

あひやあ。われのかかるこめんとのきへしことこそいみじふありけれ。



かかることありしと語り伝へけり。