いはゆる【魏志倭人伝】その16 倭の風習 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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倭の風俗・習慣が儋耳や朱涯に似ているといったが、実際に述べてみようか。



倭は温暖で、冬の夏も生野菜を食べる。

しかも、皆はだしだ。


岩穴や粘土つくりではない雨をしのぐ部屋があって、父母兄弟は休んだり寝たりするところは別にする。

朱を体に塗っているが、これは中国で粉を塗るのに似ているだろうな。

食事には高坏を用いるが、手づかみだ。


人が死んだ時には、棺桶に入れて土葬する。でも、棺桶を飾る外箱は無いがな。

葬儀に際には、十日余りは葬儀に集中して、ほかの仕事は休みとなる。

喪に服するというやつだ。


この間、喪主は泣き叫び、肉類は口にしない。

ただ、家族以外の他人は、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎとなる。

埋葬が終わると、喪に服した一家は水に入って潔斎し、体を清める。


この風習は、長らく日本に続いていたのだろうな。

古事記などにも、葬儀に関して似た記述が見られるし。


さて、この前みたいに11字に1記事使っていては、100回シリーズになってしまう。

これからは端折って説明不足になるかもしれんが、先を急ごう。


が、今回はこの辺で。




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