【徒然】ふづきはつかあまりやふか | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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あつさゆゑにやあらむ。 つとめてといはずよひといはず、ひねもすすいまのおそひてただただよこになりたるに、いつしか寝入りたるさつこんなり。いときみやうなり。あるひはいづこやまひなりけるやと心わづらひてもせんなきこととて、ただただ伏す。

あまりいひの欲せねど見た目の腹まはりしばうのへるなし。 きみやうなり。

ただただねむきひびなり。いや、よもすがらありきなきなどかきつるに、ひねもすねむきはたうぜんなるぞともおぼふ。

かくありては、くわいしやづとめなどはからすの月に行くが如し。
あるひは、蝙蝠の昼飛ぶ烏眺む心地となむ。



蝙蝠の 明日は揚羽の 夢を見る