簡単そうで読めない地名です。人名ではありません。また、一部では違った読み方の地名があるかもしれません。
★目標2点以上
今回は少しやさしめ。できれば3点はとりたい。
①福生(平和運動家には常識中の常識)
②蓋井(島名)
③日和佐(日本語知識がある人は、逆に読めないかも。平和運動家なら知ってるかも?)
④平良(沖縄地方。これも知識が邪魔をしそう)
⑤平賀(ヒラガではない。津軽弁かなあ)
⑥日向(おまけ問題)
⑦美唄(日本嫌いのマンガファンなら基本か?)
⑧人吉(私の時代には小学校のテストによく出た)
⑨日出(ヒノデではない読み方)
⑩隼人・地方(これもおまけ問題。でも若い人たちは読めるかな?いや、マンガ世代のが読めるかも)
答え
①フッサ=米軍基地面積が3分の1くらいある、東京多摩の地名。麻(フサ)説あり。
②フタオイ=山口県にある旧日本軍砲台のあった要塞島。現在はエミュー牧場があるらしい。
③ヒワサ=変に頭を働かせると読めない。海亀産卵地として国の天然記念物となっている、徳島県の町。沖縄・恩納村とは姉妹都市。
④ヒララ=これも、考え過ぎると読めない。現在は宮古島市になった。観測史上最大風速観測地。 他県には【ヘラ】【タイラ】などの地名があり、平家伝説と絡めるものもある。
⑤ヒラカ=ヒラガとにごらない。合併で平川市となった青森県津軽地方の地域。平地にも関わらず、60本程度の源泉を持つ温泉町。
⑥ヒュウガ=現在の宮崎県の旧国名。日本書紀の国生み話には出てくるが、古事記には出てこない。神武東征の出発点、あるいは天孫降臨の中心なので、天皇家をこの地域に求めたり、邪馬台国を日向とする説もある。
⑦ビバイ=石狩炭田の中心地だった。ラムサール条約登録地もある。石原慎太郎をもじったと見られる石倉慎介を主人公とする、近未来・日本破壊小説『太陽の黙示録』の重要な舞台。
⑧ヒトヨシ =熊本県南部の地方。年間較差が大きく、霧発生日数は摩周湖と並び日本トップクラスだろう。神話の里に近く、鎌倉初期から明治まで相良氏のみが統治していた、全国的に例をみない地域。
⑨ヒジ=大分県にある豊臣秀吉系地域。秀吉の縁戚にあたる木下家が明治まで統治した。小町ながら二階堂酒造の二階堂美術館があり、近代日本を代表する芸術家の作品を展示する。
⑩ハヤト= 隼人とは、現在の鹿児島県付近に住んでいた人たち。最後まで大和朝廷に反抗した熊襲が隼人と名を変え住む地域だったと推測する。大嘗祭(新しい天皇になる時に行われる、天皇の一生で一回だけの儀式)などでは、隼人舞は重要な意味を持つ。