一部のブロガーさんなどの間で、呆れかえって哀れみさえ出てしまうほどの記事を書いたり騒いだりしているのを目にする。
最初に誰が言い出したのか知らないが、自分の目で確かめるということをしないのだろうか。
その話とは、こうだ。
VOA(ボイス・オブ・アメリカ)が、安倍首相をファシストと認定したというものだ。
あまりにバカげた話だが、どうしたらそんな話を作れるのか興味があり、その方などが口から泡を飛ばして訴えていそうな、そのVOAの記事を見てみた。
あーあ。
大丈夫?記事読んだ?
記事内容は、東京からのロイター伝の転記で、どこを見てもそんなことは書いていない。東京であった集団的自衛権反対デモと、デモに参加した人のインタビューが載っているだけだ。
そこで、もう一度、安倍首相はファシストだとアメリカが認定した、と騒いでいる方のブログを見直した。
分かりました。
その記事にはデモ参加者の写真が載っていて、その人が持っているプラカードには、確かにファシストの名前やら、安倍首相をヒトラーの顔にしてしまったような絵がありました。
ほう。
こうした写真を載せると、アメリカが認定したとなるわけですか。
いやあ、参った、参った。
あんたが、大将!
あんたが、大将!
あんたが、お山の大将!
しっかし、恥ずかしくないのかなあ。
中身も読みもしないで記事を書くとは。
あらかじめ、記事の前に、これは小説ですとか、妄想ですとかの、ことわりが必要だと感じた。
こんな記事を信じてしまう人も、まれにはいるのだろうな。