今頃知ったが、兵庫県の議員・野々村竜太郎氏の釈明会見が話題らしい。
早速YouTubeで見てみた。
非常に特徴的だったのは、泣き方と飲み方だろう。
あの泣き方は、自称従軍慰安婦の泣き方を思い出させた。
かなりの方は、声のトーンや目の動き、口の動きが芝居がかっていると感じたのではないだろうか。
飲み方は、インターネットで指摘されている通りだろう。
朝鮮に住んでいて、終戦の時に命からがら日本に戻ってきた方が比較的近くにいた。
その方は、顔の洗い方について話をしていた。
しかしなあ。
日本軍の悪さとかは、何倍か何十倍かになり脚色されて報道されるが、日本人が引き上げてくる時に、かなりの人たちが遭遇したであろう人とは思えぬような仕打ちには、日本や日本人は口をつぐんできている。
韓国軍がベトナムでしたことや、何人かの引き上げ者の時々もらす言葉から、何があったのかはおよそ見当がつく。
しかし、日本人は日本人の美徳感覚で口をつぐんできた。
日本が負けたこともあったろう。
人に言いたくないほどの経験もしたからだろう。
ある老婆の話を聞く機会もあった。
詳しく聞こうとしたが、その老婆が口にしたのは「大変でした」。ただ、それだけだった。
こんなことも言っていた。
「よく、生きて帰って来られた」
いろんな話を総合すると、その老婆は自慢の髪の毛を剃り上げ、丸坊主の男になり、南京虫いっぱいのコモに包まれて港までついたようだ。
このあたりと、あの野々村竜太郎氏の幼稚園のような、しかし乾いた泣き方。
違うなあ。感覚が。
そう感じた。