朝になりましたので、【成人指定記事】がトップでは都合が悪いと考え、記事を更新します。
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かつての日本の義務教育では、四大文明というものを覚えさせられた。
メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明、黄河文明だ。
現代ではこうした教え方はしないと思うが、私たち年代には親しみある言葉だろう。
四大文明とは西洋人視点でのものの見方であり、これはアメリカ新大陸発見などという、意味不明の日本語にも通ずる。
こうした西洋視感や大陸視感で語る方々の多くは、これら四大文明と呼ばれていたものより古い時代に発掘される、日本の所々の文明の痕跡はまず触れない。
同時に、日本の文化は大陸由来だとか、考古学でさえ否定されている弥生人稲作伝播説を唱えたりするような、全く不合理なことを【事実】の如く話す場合もある。
実際私は、義務教育ではそう学んできた。
日本文化・日本人は、大陸や半島から来た人たちによりもたらされ、現在の大陸や半島人とは遺伝子的にも兄弟なのだと。
とんでもない嘘であった。
しかし、現在の歴史学界がこの誤りをいつになったら認めるかは、まだ定かではない。
日本人は現在の大陸や半島の人たちの末としないと困る方々がたくさんいそうだから、この間違い訂正はすぐには無理だろう。
さて、そんな歴史感で見ているため、かつての四大文明に仲間入りさせてもらえないものがもうひとつある。
マヤ文明だ。
紀元前からかなりの文化を持ち、ある時間感覚に関しては、50年前の東京オリンピックがあった頃の人類の最新技術を使った時間感覚以上にすぐれた計算や予測までできていたりする。
が、このマヤ文明が脚光を浴びるのは、地球最後の日を予測とかいう、全く意味を履き違えた商業主義の騙し屋と、それに踊らされた一部日本人などのお人好しだけだ。
さて、マヤ神話は、ポポル・ヴフと呼ばれている。
全体的には、宇宙の創造から人の誕生や民族の広がりを説明しており、よくある神話に同じだ。
同様に、いくつかのタブーとタブー破りの話も載っている。
次回は、そんなマヤ神話のタブー破りを見ていってみたい。