【時事】とっさ日記 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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じじばもすなる日記といふものありて、きなふけふに思ひ侍つることどもさうざうしきことどもなど書かむとぞ思ふ。
いにしへの文はくたうてんなどの無きことは知り侍れど、さあらばいささか読み難く見苦しふなどあらめとぞ思ひて、かかる文にぞなむ。


さて、先頃よりちまたに聞こへしりけじよなるが作り給ひしやんごとなきにあるは、きつかいしごくにて我におひては二月ばかり前に終はりしことなれど、いまだにたらひの中に踊り給ひてあらがひたると聞くなり。
いとわろし。


世には不思議ありて、子猫なるやうが獅子になりたるは聞けど、鬣生へたる獅子の明日には子猫になりたるは聞かぬぞかし。

かばかりに現になりても、いまだ獅子舞ひしたる。
いとさめざめしかな。


かかる浄瑠璃には、必ず糸など動かしたる黒子のくすしなどあり奉り侍りとは思はれど、瓦版の一行たりとも書かずなりけり。

あなこはし。




おぼのかた かはだまうでか ぼすとんか