駿河湾・東海大地震直近説
これもやはり、約50年前に創設されたビジネスである。
この広報には、少年向け雑誌がその主役をつとめた。
3つのプレートが接している駿河湾では、直近、おそらく21世紀を待たずに巨大地震が起こるというものだった。
が、まだ、そうしたものがあったという事実はない。
この少年雑誌広報活動は、やがて成人向け週刊誌などにも波及し、いっそう広報活動を増やしていった。
これにより、東海地方の海から少し離れた高台にある宅地価格が上昇すると同時に、沿岸部の土地価格が下落する。
沿岸部土地価格の下落により、その付近に新設を考えていた巨大企業の土地買収価格は、予定額を下回ることとなったろう。
同時に、関東での大地震の記憶を薄めさせ、首都圏に急拡大した丘陵名を使った集合新興住宅の開発、販売が促進されることとなる。
このあと少しして、地名に関する問題などで苦戦を強いられていた一部地域の販売問題を解決すべく、新たな手段が考えられることになる。
こうした過去の苦水の記憶が、『平成大合併』へとつながっていった側面もあるに相違ない。
また、これは古代から行われてきた、日本文化とも言えるが、こうした例もあるだろう。
瀧→多喜
埋田→梅田
蛭沼→●●ヒルズ
ただ、こうしたトリックが、一部の著書でバレてきてもいた。
だからこそ、合併は有効な一手段であったのだろう。
古地図ではなくとも、昭和に作られた地図と、現在の地図を見比べると、なかなか興味深い。
話は脇道にそれるが、
飛鳥→明日香
などのような歴史変質をさせてしまうやり方には、私は強い怒りを感じている。
アスカ=飛鳥(→明日香へ)、クサカ=日下(→草下へ)などは、1500年近い(音ではそれ以上)歴史ある、日本固有の世界文化遺産を改変するものである。
やみくもにこうした変質をさせてしまうのは、日本文化を否定する者か、言葉文化に関して全く知識のない人間のやることだ。
強い憤りを感じずにはいられない。