【地震データ】本当に地震は増えているか? | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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最近、やたらと地震に関する話を聞く。
地震が増えているというのだ。
私が考えるに、311のような巨大地震のあとは、数年から10年以上、その影響が出るから当たり前だと思っている。
が、丁度よい機会だから、10年単位で地震データを作ってみた。

ただし、このデータには致命的欠陥がある。それは地震規模ではなく、最大震度データだということだ。
震度データ集計は、科学的にはほとんど意味がないだろう。
しかし、人間の実感としては分かりやすい。
なお、気象庁データを参考にしたが、関東大震災前は資料が不足しているため、1930年以降10年単位の集計である。
また、2010年代は2014年3月までの集計である。
さらに、震度2までは歩いていたりすると気づかない場合が多いことと、回数が桁違いとなりグラフに適せず、かと言って見易い対数グラフでは、理解が難しいと思われるので、震度3以上のみの比較です。



人が恐怖を感じる割合の多い、震度5弱以上に限ってみてみましょう。




確かに増えているといえば増えています。


が、所詮震度比較なので、地震自体が増えているとかいないとかは、これでは判断できません。


悪しからず。



でも、こうしたデータを見てしまうと、地震が増えていると勘違いしやすいし、また騙されやすい。




リキュウバイ(利休梅)
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