現在の韓国にとっては、日本はひどい敵国、ひどい侵略者にしておかなければならない事情がある。
また、日本に併合される前は、素晴らしい王国だったのだというファンタジーを、皆に植え付けさせなければならない事情がある。
そうしたことは、政治の上では必要なのだろう。
しかしながら、事実は政治的思惑で改変または消去することは、私は好かない。
そんなわけで、韓国ではタブーとして教えていないだろうが、歴史的事実を挙げてみよう。
あちらのファンタジー歴史では、李氏朝鮮は素晴らしい夢の時代になっている。
ところで、日本が韓国を併合する前に、日本の要請により、以下のことを禁止または許可する1894年の『甲午改革』というものを行った。
逆に考えれば、李氏朝鮮時代においては、そのような決まりの下で人々が生きていたということだ。
このあたりを知ってもなお、李氏朝鮮時代が素晴らしいと考えるなら、それは私の頭では理解できない。
★封建身分制の廃止
★奴婢の廃止
★人身売買の廃止
★拷問の廃止
★罪人連座法の廃止
★早婚禁止
★寡婦の再婚を許諾
しかし、なかなか差別意識は減らず、日韓併合直前の1909年、日本政府により韓国統監府が、白丁など人間とみなされていなかった人々にも姓を与えて、身分差別撤廃をした。
なお、李氏朝鮮時代やそれ以前の白丁への差別がどれほど非人間的なものであったかは、Wikipedia『白丁』にも、かなり詳しく載っているので、知らない方は参考になるでしょう。
お隣さんが、李氏朝鮮時代が素晴らしいというのは、ほとんどの国民(ただし、支那の大国は国とは認めていなかった)への侮辱ではなかろうか。
ちなみに、支那大陸の李氏朝鮮への扱いはひどいものだ。
興味ある方は、調べてみてください。
そんな時代が夢の時代や国とは、私には到底思えません。
もし、日韓併合がなかったなら、現在の韓国国民の多くは、いまだに両班と呼ばれる一部貴族の【所有物】たる【もの】であったはずです。
そちらのが、日本に併合されるより幸せですかねえ。
まあ、両班などにとっては、【財産】が一瞬で消え、対等に話をするようになったので、恨み千年でしょうが。