【約80】ゆうかいの恐怖と情けない話 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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題名を見てピンと来た方は、たぶん理系の方でしょう。
これは文系の方には分かりにくいかも知れないので、まずは簡単に【ゆうかい】について説明します。

このゆうかいとは、誘拐のことではありません。
融解、つまり解けるという意味です。
何がって?
ここでは、雪、つまり、水の固体である氷が解けて液体になることを考えます。
解けるためには、熱が必要です。 その熱がどれくらい必要かというと、水の場合1グラムあたり約80カロリー。
これは、10℃の水が90℃の熱湯になるのと同様の値です。

雪が解けるとは、まさにこの融解にあたります。

ですから、解ける際にはそれだけの熱が必要になってきます。
では、その熱はどこから?
はい。周りの空気からもらうわけですね。

逆の見方をすると、雪が解ける時には、空気の熱が雪の解けるのに使われてしまいますから、空気の持つ熱は減っていきます。
つまり、気温が下がっていきます。

今日の夕方あたりからは、それを実感できる冷たさになりました。
もちろん、低気圧が引き込んだ冷気のせいもありますが。





空気には熱を伝えにくい性質がありますが、これはラッキーでした。
もし空気が鉄や銅のように熱を伝え易かったなら、すぐに雪は解けるでしょうが、人間は凍えてしまいます。
いやいや、その以前に、地球に生命は誕生していなかったかもしれません。
少なくとも、人類は存在していなかったでしょう。




さて、次なるは惨めな、あるいは情けない話。

先ほど、トイレに行ったのです。で、大の後立ち上がろうとしました。

が、なんと腿の筋肉が引くついて、一瞬また便座へ。

はあ?
たぶん、少しばかりした雪かきのせいでしょう。

いやあ、驚きました。
昔ならカエル飛びでグランド1周をやらされても、こんなことはなかったはず。

しかも、洋式でです。

もし、これが和式だったなら……。


実に情けなくなりました。





半時の 雪かき吾を 雪ちん詰め