こんな名前の都市があった。
現地文字は書けないので、およその発音をローマ字にすると、
Krung thep maha nakorn Amorn ratana kosin Mahintar ayutthaya maha dilok phop Noppha ratajathani buriron Udom rajaniwes mahasat harn Amon phimarn avatarn sathit Sakkatiya visanukamprasit
日本語の意味は、
イン(インドラ)神がウィッサヌカム(ヴィシュヌカルマ)神に命じてお作りなされた、神が権化しお住まいになる、多くの大宮殿を持つ、九宝のごとく楽しく、最高にして偉大なる地、イン神の戦争のなき平和な、イン神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都
となる。
これはギネスブックに世界一長い名前の都市として登録されているが、現地では頭部分のクルンテープで呼ばれることが多い。
また、現在の正式名称は、
Krung thep maha nakornと、ずいぶんコンパクトになってしまった。
外国人である我々は、バンコクと呼んでいる。
バンコクの名前は、オーストラリアのカンガルーという名前になってしまった、哀れな名前を持つ動物の付けられ方に似ている。
カンガルーの名前は、イギリス人に動物の名前を聞かれた現地人が、言ってることが「わかんねー(カンガルー)」と言ったのが始まりらしい。
バンコクも、ポルトガル人に場所の名前を訊かれたのに、近くにあった木の名前を訊かれたと勘違いした現地人が「バーンマコーク(アムラタマゴノキ)」と言ったのが語源だと言われている。
さて、そのバンコクで反政府勢力に手榴弾を投げたのは誰かが問題になっているらしい。
漢字説明なら唐茄子。
キリルならカボチャ。
カボチャは、関係ねえよと必死で否定しているらしい。
唐茄子はお兄ちゃんの本家。
カボチャはお兄ちゃんの仮住まい。
さて、どっちがどっちやら。
しかし、今の状態では、どう転んでもお兄ちゃんは実家には帰れない。
いや、妹さえ座敷牢に入れられるか、実家から追放されかねない。
いよいよ、唐茄子・カボチャの動きも見逃せない。
蛇足だが、唐茄子もカボチャも、日本ではほとんど同じ野菜である。