如月である。
一部語源書などを見ると、これは寒くなる時期だから【着更に】がなまって、
キサラニ→キサラギ
などといった冗談のような話があったりする。
旧暦の如月は、もう春。
更に着るどころか、ポカポカ日和も増えてくる時期である。
しかしながら、日本語の語源レベルはこの程度だ。
テレビのクイズなどでは、
盗み→ネズミ
などをネズミの語源とするのが正解という番組を見て、笑いが止まらなかったことがある。
抽象語から具体語、ましてや動物名を考え出す発想は現代人的過ぎる。
落語のだじゃれにもならない。
と、日本語語源研究の未発達を嘆いても仕方ない。
じゃあ、お前は?
に対して、こんなのを考えた。
天照大御神や天之宇受女、あるいは月読、須佐之男同様、古代エジプト語なら、かなり分かりやすい言葉になるのではないかと。
で、こんなのはどうだろう。

ナイルの水嵩が減っていく月。
そんな解釈だ。
ナイルは、このあたりで流水量が減るのではなかろうか。
えっ?
こじつけ?
でも、【着更に】というインチキよりはまともかと。
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