【実話的寓話】あたし悪くないもん!みーんなお宅のせいよ。金出せ!!! | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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ゴーリ国の海上で、有毒物質を満載した巨大タンカーと、ゴーリ国の試験航行中の貨物船とか衝突した。

タンカーには揮発性液体も大量にあり、これが衝突の衝撃で引火。大火災を起こした。

船は折からの季節風に流されてイルボニア国の、排他的経済水域にまで流されてくる。
この消火活動は結局、イルボニア国海上保安庁が行った。


ところが、これに対しゴーリ国は謝辞どころか、自国試験船が関わる自国内事故にも関わらず、知らぬふり。

いや、風でイルボニア国に流されたのを口実に、炎上タンカーの一時停留はイルボニア国が当然すべきという、話にならぬことを言い出す始末。

国際法上は、排他的経済水域内の船舶の緊急停留地は、その排他的経済水域を持つ国となろう。

しかし、本来はゴーリ国内で起こったものを放置したばかりか、火災の始末まで知らぬ顔をし、風で流されて行った国のせいにしようとする。


かの国のデタラメさは、ここ1500年くらい変わってはいない。

だから、自国政府が強制・直轄管理した売春婦の尻拭いを、日本のせいにしようとしているのではとの疑念も湧いてくる。




日本の、あるいは日本人の考える誠意とか真心とかが、人類すべてに共通するものと思いたいし、私自身かなりの年になるまではそれを信じていた。


しかし、確かに例外というものはある。

これは、私自身も経験している。


相手の願いをきいて行ったのに、こっちが悪魔扱いされることもあるのだ。

世の中には。


三十路過ぎまで、そんな世界があることを知らなかった。

それがいいことだったのか悪いことだったのかは、今でもわからない。


しかし、今でも息をしていられるのだから、たぶんすごくラッキーなのだろう。








しかしなあ、社説に日本をうまく利用しないと負けるとか書くのって、どんな頭してるのよ。