
私は未経験派
ある子と初めてキスをした。これを、ファーストキスという。
また、別の子には隙を見てサッとキスをした。 これを、ファストキスという。
また、いやいやながら形だけのキスをした。これをブスットキスという。
さらに、胸へのキスはバ……。
ところで、最初がファーストキスなら、2番目はセカンドキス、3番目はサードキスとでも言うのだろうか。
なぜこんな話をしたかというと、あるブロガーさんのところで、1 2 3 4という数詞の話になったからだ。
ここで私は、生半可な知識でコメントし、たいへんなアホぶりを披露してしまっている。
実に恥ずかしい。また、いろいろ指摘、教えてくださった方に感謝したい。
本当にありがとうございます。
誤りのご指摘、素晴らしい。
感激しました。
いやあ、ブログやってて良かったなあ、と改めて思いました。
さて、そんな中、またまた恥の上塗りになるかもしれませんが、この1 2 3 4とかいう数詞について考えてみよう。
日本語のこれら数詞に対して、主に2つの呼び方がある。
そのひとつは、イチ、ニ、サン、シ……というもので、もうひとつは、ヒ、フ、ミ、ヨ……と言ったものだ。
このうち、イチ、ニ、サン、シ……は比較的新しい呼び方で、おそらく現在の中国あたりの言葉がなまったものだろう。
この数詞の発音に似たものは、東アジアから東南アジアに広く見られ、例えばハングル、タイ語、チベット語などがある。
これらはギリシャ語、あるいはラテン語を基調として西洋に広く存在する、各言語の数詞とは明らかに違っているように思われる。
緩い繋がりを考えれば、ロシア語やチェコ語など、スラブ系言語も、西洋語系数詞の一員だろう。
ネパール語あたりは、インドの影響もあってか、中国語系と西洋系数詞の音の中間的なイメージの発音だ(ただし、インドあたりの言葉で、ほとんど日本語と同じ音のものを聞いたことがある→インドの中の何語かは不明)。
とにかく、日本語のイチ、ニ、サン、シには仲間を見つけられる。
ところが、古い呼び方であろう ヒ、フ、ミ、ヨには、類似したものが見つからない。
旧日本人と思われるアイヌ語とも違う。もっとも、現在に残るアイヌ語が、古くからの音と意味を残しているかどうかはわからないが。
話は変わるが、この世界の中で孤立した数詞の音と思われる、ヒ、フ、ミ、ヨには、ある法則が見られる。
それを分かりやすくするために、ヒ、フ、ミ、ヨを10まで、ローマ字で見てみよう。
hi,hu,mi,yo,itu,mu,nana,yah,kokono,toh
法則が分かりやすいように、この数詞の最初の子音だけ見てみると、
h,h,m,y,t,m,n,y,k,t
分かりましたか?
じゃあ、ヒントというか答えです。
h x 2=h
m x 2=m
y x 2=y
t x 2=t
ねっ!
すごいでしょ。
日本人は、昔から算数が好きだったのですね。
たぶん。
※追記
これを図にすると、こうなる。
1 2
3 6
* 7nn
4 8
* 9kk
5 10