
シャンプーではなく、ジャンプの話である。
今話題にされている“はだしのゲン”に関しては、それの賛否を論ずる前に、知っておかねばならぬことがある。
それは、多くの人たちが知っている“はだしのゲン”とは、少年ジャンプに連載、あるいは単行本となった第1部(第1巻~第4巻)だということだ。
第2部(第5巻~第10巻)は日本共産党をパトロンとしたものであるということだ。
私は内容を見ていないが、読む際には、当時の日本共産党の立場(今とは多少違っているはず)、現在にも続く日教組(こちらは多分大きな変化なし)のことも考えて読む必要がある。
しかし、子どもたちにそれを要求するのは無理な話だし、大人でも難しい。
いずれにしても、“はだしのゲン”というマンガを、ひとつのものと考えるのは危険だろう。
1部と2部とは、別物と考えて扱うべきだと思う。