
★注意
文章中に()で記述された箇所がありますが、これは本論には無関係の空耳です。
目障りな場合は、飛ばし読みください。
空を飛んだり、海の中を泳いだり。
これは、はるか昔からの人類の夢だったのだろう。
インカではコンドルになる人間がいたり、マヤでは羽をつけた蛇が天に舞ったりする。
アジアでも、魚が年をへて龍となり天に昇る話があるが、これも飛行夢の変形に相違あるまい。
近いところでは、北欧の奇才ボッシュの絵を見れば一目瞭然だ。
戦後の日本はマンガブームに湧き、いまや一大輸出産業として定着している。
(コピーあたり前の国には、アイデアを相手に只で売っていることにもなるだぞ)
こうした戦後マンガの走りは、手塚治だろう。
彼のマンガには、鉄腕アトム(海外ではアトムの名前が原爆をイメージさせるとして、アストロボーイと名付けられているんだよ。アトムはダメなの!)に代表されるように、空を飛ぶ話が多い。
そんな手塚マンガのひとつに、『マグマ大使』がある。
(ははーん。あの話に持っていきたいんだな)
マグマ大使というのは、地球を守るマグマ大使と、宇宙から地球支配をもくろむゴアとの戦いを描いたものだ。
(違う、違う。ゴアは、オーエルの『動物農場』に出てくる、豚ボス的存在だ。つまり、赤い国の書記長だ)
あっ、ゴアで思い出した。マグマ大使のゴアとは反対に、地球を救うということになっているゴアさんという方もいらした。
(何をとぼけて。最初からそっちにしたかったんだろうが!)
このゴアさんはすごいぞ! 二酸化炭素の削減を訴えて地球を救おうとしている。だから、ノーベル賞ももらった。実に尊敬すべき愛国者、いや愛地球者だ!
(何を心にもないことを言っている。本音が見え見えなんだよ)
石油に代表される化石燃料の莫大な消費は二酸化炭素を増加させ、地球を温暖化させてしまうのだ。だから、石油による発電を止め、原子力による発電が必要なのだ!
素晴らしい。
(あのなあ。地球が温暖化してるっていうのは、北極あたりの氷が溶けてるからって説明だよな。あるいは、ヨーロッパの氷河の後退とか。それって、変じゃないか。北半球の一部だけ切り取って、地球全体の話にしていいの?低緯度地方の気温変化データは?いや、だいたいにして、地球温暖化という話は地表付近だけのこと。さらに、仮に地表付近だけの話にしても、それに最も影響を与える海水温データが欠如してるだろうよ)
そうなのだ。
二酸化炭素で地球が温暖化したなら、地球上にある大都市の7割が海中に沈んでしまう。
(また、馬鹿のひとつ覚えだ。二酸化炭素で地球温暖化が進むなら、海が今より数十メートル陸地にまで入り込んでいた縄文時代は、森林伐採とか石油をバンバン使って二酸化炭素を吐き出していたって言うのか?。馬鹿も休み休み言って欲しい)
私たち日本も、二酸化炭素削減に努力しなければ、と決意を新たにした。
(へえ。二酸化炭素って、金でやり取りできるんだ。地球に優しい方々は、多分地球に寄付でもするのでしょうなあ。しかし、地球はもらった円やドルをどう使うのだろう。不勉強にして、地球がコンビニでアイスクリームを買っている姿を見たことがない。いや、聞いたこともない気がする)
さて、ここからが本論だ。
いささか前置きが長すぎて疲れた。
続きは、気分の乗ったとき。