
私はない派
あるブロガーさんがラミーカミキリ(背中にミイラを背負ったやつで、以前記事にした)がキターッ!なる記事を書いていた。→下記写真
そんなものを見てしまうと、小学5年生の私も会いたくて仕方がなくなる。

ラミーカミキリ(過去映像)
ラミーカミキリは名前の如くラミー(カラムシという植物)が大好きで、そこに家を構えている。
カラムシは近場にも生えているが、そこは人がたくさん来る公園で、隣接された博物館の職員も見たことがないと、問い合わせに行ったジジイの携帯カメラの画像を見て涎を垂らしていた。
だから、あそこはダメだ。
となると、10km離れたあの山にある公園脇だなと思った。
アポロなら1秒程度で着けるが、私はえっちゃらえっちゃら、愛しのラミーカミキリに会わんと漕ぎだす。
腹切り後だから、のんびりと時速20km程度での、景色を眺めながらの小旅行だ。
いささか急な坂道を登りきったあたりから、いやな予感がした。
というのは、隣接した公園の芝生に縄が張られ、こんな姿になっていたからだ。

そうである。
女専だ。
いや、違う。女専は、某宗教家もどきが、女性に化けて書いていた小説の出演者だった。 最初はなかなか素晴らしい作品だったが、途中から作品レベル、内容が百段階くらい落ちたので、最近は読んでいないが。多分、途中から書き手が変わったか、最初の文章はどこかからのコピーだろう。
話を戻そう。
女専ではなく、助染だった。
いや、これも違う。
浄銭か?
いやいや、似ているが違う。
そうだ。徐染だ!
うん?内容はあっている気がするが、公表文字ではない。
そうそう、除染とか言ってたな。今だに意味を理解できないが。
とにかく、不安を胸にラミーさんちを訪ねる。
あーあ。
悪い予感が当たってしまった。

いや、ラミーちゃんの家になるカラムシは、見かけによらず頑張り屋。
必ず近くに別荘があるはずと、あたりを探す。
あった、あった。

が、私は寸時に、ここにはラミーちゃんがいないことを知った。というのは、彼女らは食べっぷりが半端ではなく、さらに食後の後片付けをしないので、カラムシの葉を見れば、そこにいるかどうかはだいたい分かるのだ。
仕方がないので、ラミーちゃんのかわりに、ゾウさんの親戚やら、足長じいさん、ひげカミキリじいさんを写して帰ることにした。



下り坂には、こんな実がたわわになっている。

失恋の酸っぱさが、口の中いっぱいに広がる。
田んぼに戻ると、大国様が、ガマの穂綿にくるまり、失恋の痛手を癒せとおっしゃってくれた。

が、まだガマは穂綿を作っていなかった。それどころか、杉より黄色く大量の花粉が鼻先を舞った。
それは、花粉症ではない私でさえ、むせかえるほどの花粉だった。

しかし、これには抗がん作用があるかも知れないな、と動物の私が呟いている。