ちょっと変わった狛犬 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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狛犬を知らなくても、狛犬を見たことがない日本人は非常に少ないだろう。

狛犬というのは、神社の入り口左右に座っている犬、というより獅子のことだ。
この由来を話し出すと止まらなくなりそうなので省略する。 ポイントだけ述べると、狛犬はヘブライ(ユダヤ)教、いやさらに古くバビロニアだのウルだのに行き着くだろうと考えている。


さて、この狛犬だが、東大寺の金剛力士像同様に、口を大きく開けた“あ像”と、口を閉じた“ん像”のセットになっている。

この狛犬の造りは、神社によってかなり違っている。ただしこれは古い狛犬の場合であり、最近の狛犬はどこに行っても似たり寄ったりが多い。

例えばこんな造りだ。



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口などが赤く塗られている。似たものでも、少し前には色はない。ただし、色が消えてしまった可能性もあるが。


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いずれにしても、カコウ岩と思われる素材で、彫りは似ている。




これが、明治あるいは江戸時代の作となると、神社ごとの個性がはっきりしてくる。


そんな古い狛犬で、なかなかすごいぞと感じたものを掲載します。



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相当硬そうな石だが、細かい彫りだ。







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これは比較的新しいが、他に例を見ない姿だ。







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小型で彫りが荒そうだが、迫力がある。








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ずいぶん痩せた、ユニークな体型の狛犬だ。








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単に見上げるほどの大きさからだけではなく、表情に威圧感がある。



狛犬は、古いものの方が表情も姿も面白く、芸術性も高い場合が多いと感じている。